君が気付かせてくれた

何も恐くないと

君が教えてくれた

僕は独りじゃないと

君は。

僕を1人残して去ってしまった






君にもう一度出会えるまで

僕は寄り道をしていた。

僕らは永遠に出会う。

憶えているだろうか

雀が如何にして啼こうとも

朱雀に進化する事が無いように

僕らも、進化できないのかと涙を落とした夜を。

君があの時拾った僕は

何も持たずに歩き続けていた

だからあの頃、僕はとても強かった

君が教えてくれた

この世界は、それ程僕を嫌ってはいないと

君は教えてくれた

ヒトはとても強くなれるのだと

君は教えてくれた

僕は愛されてもいいのだと

皆、許してくれるからと

だから平気だと

君が背中にいたあの頃

後ろを振り返らずに駆け抜けた日々

怖さを知らなかった

愛するものが、守るべきものが

僕を強くしてくれた

君が僕を棄てた時

僕はそれでも走り続けた

僕を強くした全ての愛する者達が

僕を臆病者にしてしまった

失いたくないものが増えすぎた

僕は寄り道をする

生きている間、ずっと寄り道をしている

其れは

生きてから、死ぬまでの間の

永遠に続く苦しみ。

どーゆう魔法でか

僕は泣きながら

生まれてきた事を喜んでいる

誕生の意味など解りかねる

純粋で、無垢で無知な音。

僕は、あとどれくらい寄り道をするだろうか

あとどれくらいで君に会えるだろうか

今度こそ。永遠を誓おう。






手を伸ばしたのに
戸惑いが
空を掠った

何も残らない恐怖が支配する

君の心よりも何よりも

僕は僕の心を疑った

これでいいのだと

無理やりにでも納得して進む狡さを

僕は両手に持っていて

抱えきれない戯安を持て余す

僕は

僕はみんなが思うほど強くない

優しくない

素直じゃない

考えれば考えるほど

足が震えた

声が途切れた

空白が時を支配した

心は潰れると音がするのだと

初めて知った

その小さな音を拾う人が

君にいればいい

そう願うだけ願い

その祈りは音にはならなかった

君が誰かと笑うこの世界で

生きていけるだけの強さを

僕はまだ兼ね備えていなくて

未来を捨て

過去に生きる

そんな滑稽な僕を

君はなんてゆうだろう

君があの時言った言葉を

僕はまだ覚えているのに

君の顔や温もり、声すらも

もう思い出せなくて

夢の中で君の香りだけが

僕を優しく包む


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